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水素を安全に利用するための材料基礎物性を提供
「水素安全利用等基盤技術-水素に関する共通基盤技術開発-水素用材料基礎物性の研究」
(2003〜2007年度)

 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)からの委託研究で、平成15年度から5年間の予定で、「水素用材料基礎物性の研究」を行っています。水素を安全に利用するための技術開発を行うと共に、安全性の確保を前提とした燃料電池に係わる包括的な規制再点検に資する各種材料技術開発や特性データ取得を行い、技術基準案や例示基準案の作成等に繋げます。本研究では、世界的稀少な高圧水素ガス中材料特性試験機、低歪速度機械試験機をいち早く導入し、アルミニウム合金やオーステナイト系ステンレス鋼の機械的特性評価を行っています。これまで、SUS304は低温や高圧水素ガス環境下で脆化が顕著ですが、SUS316Lは安定であることを明らかにしてきました。水素利用国際クリーンエネルギーシステム技術(WE-NET)研究開発で培った知見も活かされています。

 燃料電池自動車、定置用燃料電池の導入シナリオで、安全確保のための材料物性の研究は、実証試験と共に水素ステーション、車両関連機器、定置システムに共通した基盤技術として位置付けられています(図)。平成16年度までは、35MPa級高圧水素での材料の強度や疲労等の基礎物性データを優先的に取得します。平成17年度以降、70MPaを超える高圧水素環境下での物性データまで構築すると共に、水素環境で使用するうえでより適した実用材料、技術を開発し提示する予定です。

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